584 黄瀬戸のシーサー雌雄 <2>

2018-04-13

      ◎シーサーの作り方 (2)


大きいことはいいことですが、 大きすぎるのは大変!

メスの方は (口角に小穴が開いていますが)
口をキッと閉じているので 乾きが遅く…、

結局、 (破裂が怖いので) 2カ月以上乾燥させました。 
 (中空のためか大幅に縮小! オスは乾いて34センチ高に)


2018_3シーサー13

素焼きは 単独でやらせてもらいました。
幸い大きな破裂はありませんでしたが、 オスの肩の一部が割れました。 (33センチ高)


2018_3シーサー14

釉がけはまず中側から。 
口を (剥がしやすい) 緑のガムテープで塞ぎ、 下の穴から釉を注ぎ込み…、


2018_3シーサー15

手で穴を塞いでガシャガシャ振って体内に釉がけです。
(中側は燃えカスを取り除いたあと 洗ってあるのできれいです)


IMG_7617.jpg

外側は頭から上半分だけ釉に浸けます。
胸より下は、 ひしゃくで流しがけしました。
釉がこぼれないように受け皿を二重に。


2018_3シーサー16

ネックレスに塗っておいた (撥水用の) ラテックスを剥がし…、

2018_3シーサー17

2018_3シーサー18

織部釉を筆塗りして、 本焼きしました。

2018_3シーサー19



黄瀬戸のシーサー2体の完成です。

門柱がないので、階段の上に置いてみました。
中空にしたので一回り以上 (16%) 小さくなりました。 (37→31センチ高)


IMG_7939.jpg

シーサーの口は 「阿吽=あうん」 と言っているそうです。

IMG_798100(2).jpg

背中はこんな感じ。

IMG_7940.jpg
                              (2018/4/3 photo by kon)
東大寺南大門の金剛力士 (仁王) 像の口も、 阿吽とのことです。
魔除け、 厄除けの効果がありそうです…。



◎古瀬戸黄釉狛犬 (重要文化財) および 須賀文子氏(岐阜県)の作品を参考に致しました。


  



 
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583 黄瀬戸のシーサー雌雄 <1>

2018-04-08

黄瀬戸がけのシーサーを 2体作りました。


久々に大物に挑戦。 と言ってもただ大きいだけですが…。
(シーサーって狛犬?)


2018:3シーサー1


      ◎シーサーの作り方 (1)

粘土の重さと格闘したシーサー作りです。
沖縄の陶芸家諸氏には片腹痛いでしょうが、 アマチュアの戯言なのでお許しください。

ハリボテ人形を作りたい方はよろしければ参考にしてください。

粘土は1体あたり 3.5kg くらいですが、 とりあえず多めに白土8 kg用意。


2018_3シーサー2

中を空洞にするので、 1リットル釉薬用の空ボトルを使用。

2018_3シーサー3

後で下からスポッと抜けるように、 新聞紙を丸めてボディを作っていきます。

2018_3シーサー4

5〜6ミリ厚の広いタタラを作り、 ハリボテに被せるように貼っていきます。

土の重さでたちまちへたってツブレそうになります、 が、
脇とアゴ下に支え棒を置き、 ツブレ落下を防ぎます。
支え棒は必須です。

釉薬空ボトルがあるうちに、 しゃがんだ足を作ります。

少し乾いてきたら、 外形が壊れないように慎重に 空ボトルを抜きます。

厚さ 6ミリのタタラ平台に乗せ、 お尻と手のひら部分に穴を開けます。


2018_3シーサー5

頭と胸には新聞が入っていますが、 腹より下はまったくの空洞です。

目鼻や眉、ヒゲを細工します。 人形は顔が生命です!

2018_3シーサー6

口を切り裂き、 アゴに詰め物を入れて口を大きく開きます。
上が重いのですぐ閉まっちゃいますが、 頑張りましょう。  


犬歯 や 歯 を細工します。 気を使うトコロです。
60〜70%の乾燥で支え棒をはずし、 脇やアゴの食い込んだ部分を補修&補強します。

アゴの補強後、 紙板を挟んで 再度アゴの支え棒を当て、 頭部垂れ下げ防止。


2018:3シーサー7

雄=オスが出来上がりました。 現在 高さ37.5センチ。 でかいです!

奥にあるのが次に作る 雌=メスのハリボテ。


2018_3シーサー8

一度作っているので 段取りよく、
翌日並行して、 2体目に突入。
背丈を、 文庫本1冊分低くしました。


2018_3シーサー9

メスなのでやや小さめで、 ボディはふっくら女子らしく…、

2018_3シーサー10

口はキリリと結んでおります。 牙だけ見えます。

2体に ネックレスを後付けします。


2018_3シーサー11

雄は2日、雌 (35センチ高) は1日で完成。 まだ半乾燥ですが、

雌 雄 そろい踏み!


2018_3シーサー12
                                 (2018/4/3 photo by kon)
中の新聞のカタマリが湿っているので、
2カ月以上放置、 乾燥させてから 素焼きしました。

素焼きと 大変だった釉がけ、 本焼きは次回。

                          


  



 
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547 切り落とし 織部コーヒーカップ

2017-10-22

素地をカッターで切り落とし 織部釉を掛けました。


秋です。 深い織部のコーヒーカップを作りましょう。

IMG_4909.jpg

というわけで、

2017_9_16織部切り落としコーヒーC1

カップが2つ出来ました。

2017_9_16織部切り落としコーヒーC2

織部釉はとかく流れやすいので?
半乾燥で外側をカッティングして、 地肌をあえて凸凹にしてみました。
 (古信楽土で砂がザラザラ当たります)


2017_9_16織部切り落としコーヒーC3

織部釉にドブ浸けしました。

2017_9_16織部切り落としコーヒーC4


切り落とし 織部コーヒーカップの完成です。

外側は切り落としてザラザラだったので、 釉に少しブツブツが出ました。
見込み側は ロクロを引いたままなので、 ツルッと釉が乗りました。

IMG_4910.jpg
                             (2017/9/19 photo by kon)
写真だとなぜか濃い緑色に見えてしまいますが、
実際はもう少し淡い ''抹茶色'' なんですけどね〜。






 
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546 草紋八角皿

2017-07-07

草紋を外縁に彫り込んだ八角皿


本焼きの傍ら、 釉の会さんの 型 を使わせていただき、
赤土系の 八角皿を作りました。

外側に白いラインと草の模様。 


2017_5_30草紋縁八角皿1

汚い土でごめんなさい。 
久しぶりに袋から出した京赤がカビだらけでした。


八角型に5ミリ厚に伸したタタラをかぶせ、

2017_5_30草紋縁八角皿2

布に包んで、形が固まるのを待ちます。

「かぶせっぱなし」 でいいのでは?
まぁそれでも いいのですが、
なぜか、 フチが緩みやすんですよね。


2017_5_30草紋縁八角皿3

外で数時間置き、 やや固まったら弓で縁を整え、

2017_5_30草紋縁八角皿4

型に入れたまま裏返し、 コロコロで草模様を彫り込みました。

2017_5_30草紋縁八角皿5

こんな感じです。
この後、底に そり防止の 川ラインを彫りました。(写真なし)


2017_5_30草紋縁八角皿6

素焼きに絵付けをします。
マスキングテープを貼ります。


2017_5_30草紋縁八角皿7

ヒューステンの白絵の具を塗り、 白いラインが一周。

2017_5_30草紋縁八角皿8

まあこんな風です。

2017_5_30草紋縁八角皿9

マスキングを剥がし、 草模様に緑色を塗りました。

2017_5_30草紋縁八角皿10



草紋八角皿 (そうもんはっかくざら) の完成です。

京赤ですが、 良い色に出ました。 (ネズミ色にならないでよかった)

2017_5_30草紋縁八角皿11

朝食のパンを装ってみました。

2017_5_30草紋縁八角皿12
                                 (2017/5/30 photo by kon)
何かと使えそうな、 重宝しそうな皿です。





 
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538 織部取っ手付き飾り皿−1

2017-06-05

織部取っ手付き飾り皿

酸化焼成なので一つくらいは織部はどうかな…、 と
飾り皿を作ってみましたが、  深い緑色が出ました。


定番の織部らしからぬ、 新しい図柄を探しています。

今回のテーマは 「犬とドーナッツ」。


2017_5_30織部取っ手付き飾り皿1

ちなみに前回は 「エジプト風織部皿」 。

20140903エジプト織部


まずはタタラを5ミリの板で伸し、
型紙で2点分切り抜きます。


2017_5_30織部取っ手付き飾り皿2

ドベを塗って、 壁を建てます。
縁カベの高さは 1.5 センチ。


2017_5_30織部取っ手付き飾り皿3

取手つけまで、 半日で一気に組み立てます。
曲がりや歪みは 最後に小割り板を当てて直します。


2017_5_30織部取っ手付き飾り皿4

一番最後に作った取っ手が、 (風が当たるため) 最初に乾いてきました! (マズイ!)

このまま乾燥させると収縮の時間差で 「取手が折れてしまう」 ので、
刷毛で水で濡らして、全体をビニール風呂敷で包み (少し空気抜けを作り)
そのまま時間をかけて乾燥させます。


2017_5_30織部取っ手付き飾り皿5

下、 素焼きして、 透明釉 と 織部薬をかけました。
この後 絵柄を描き入れます。

2017_5_30織部取っ手付き飾り皿6
                                 (2017/5/30 photo by kon)
今回は 「絵付けと釉がけ」 の順番 を入れ替えてみました。

前回は、 素焼き ➡︎ 絵付け ➡︎ 織部釉がけ ➡︎ 透明釉刷毛塗り、ですが
今回は、 素焼き ➡︎ 透明釉どぶ浸け ➡︎ 織部釉がけ (上の写真)➡︎ 絵付け ➡︎ 絵に透明釉スプレーがけ。
の順番でやってみました。

絵付けやその様子は次回。



◆ご参考 前回2014年のエジプト織部。http://tougei33.blog.fc2.com/blog-entry-327.html





 
◆コンさんのHP「陶芸始めちゃいました」 →→ 『ギャラリー稲陶』はこちらから
→→up.gif 加川 敬子さん (陶窯) 5/25 / 陶芸体験の旅13_「美濃・土岐・多治見の旅」 8/19
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